婚活で言うところの「3高」って何?

「普通の男性」とは

入会のお問い合わせや面談でお会いする女性に、「男性に対するご希望はありますか?」と尋ねますと「私は、全然『普通の男性』でいいんです」とおっしゃる女性が少なくありません。

「普通とは?」と聞き返しますと「大卒で年収は5~600万位あれば・・・身長は170cm以上あればいいですね」とお答えになるのですが見事に3高(!)

いわゆる、高学歴・高収入・高身長。彼女たちの「普通の男性」が実質「3高」と化しています。結果的に未だに、婚活相手として「3高」を望む女性たちは少なくないものです。

3高①高学歴(大卒)

文部科学省の「学校基本調査」2016年度における大学進学率は、男性55.6%、女性48.2%。

短大の進学率を足すと女性の進学率が男性より上回ります。でも、これは「進学率」ですから、中退せずに大学を卒業した男性の割合となると50%程度でしょうか。

大学全入時代と言われて久しいですが、今でも男性の半分は大卒じゃないんですよね。

3高②高身長(170cm以上)

30~40代の男性の平均身長は、171㎝。平均が171cmということは男性の半分以下は171cm以下ということです。

3高③高年収(高年収の定義は定かではありませんがおおよそ600万以上)

30代の平均年収は300万円台。40代の平均年収は400万円台。年収は税込みですから手取りになるとこれより少ないです。都心は地方に比べて年収が高めです。

以上の平均値を上回ったら「高い」と言えるのでしょうが、この平均値自体が決して低くない数値だと思うのは私だけでしょうか。

今は、派遣社員・契約社員など非正規雇用の男性が少なくありません。彼らは400万円に満たない場合が多いです。

そのため、結婚相談所の中には入会資格として「正社員であること」と掲げている結婚相談所もあります。当会は、定職についていれば(男性)派遣社員・契約社員の方でも、入会は可能ですが、正社員の男性から選ばれていくのが現状です。派遣社員・契約社員の方でも「副業をしてます」「持ち家があります」など、強みがあれば、また別です。

「3高」を兼ね揃える男性には、女性のお見合いのお申し込みが集中しますから(イケメンならさらに)倍率が高くなり、女性の皆さんもよっぽどお若く美しい写真を準備できなければ、お見合いに至ることは、ほぼ難しいのが現実です。

結婚相談所での婚活は、好条件を備える人に応募が集中しやすい

身長・学歴・年収と三拍子そろった男性は競争率が高いですから、これだけは譲れない(1高やせめて2高、またはその他の条件)項目をひとつかふたつにして、お相手を探し、まずはお見合いをどんどん組んでいき、生身のお相手に会っていってフィーリングが合うかどうか、お人柄はどうかを見るようにした方が良いと思うのです。

身長は、女性の場合、ご自分より高ければ160cmの男性でもOKじゃないでしょうか?

学歴に関しては、ご自分が高卒でしたら相手も高卒でよくないでしょうか?

年収に関しましては、今は、共働きが普通ですから、女性も結婚後働けば世帯収入として500万いけば十分生活できますよね。

そういった視点で結婚相手を探していくとずいぶん選択肢の幅が広がりチャンスが広がります。

また、高学歴(国立・有名私大、院卒)の男性で両親も同等の学歴の場合、高卒の両親のもとで育った高卒女性がその家に嫁いでなじめるのか?という現実があります。

一般論ですが、高学歴の姑は、頭が良いので弁が立ちます。わかりやすく言えば「口うるさく理詰め」子育てにも口出ししてくる、学のない嫁や嫁の親を見下すなどという話を結構聞きます。

もちろん、高学歴でも人格的な親御さんもたくさんおられるでしょうから、必ずしもそうではありませんがそういうことも少し考えた方が良いと思います。

一般家庭に育った女性が「お医者さんと結婚したい」という話をたまに聞きますが、お医者さんやそのご両親は、ほとんどと言っていいほど必ずお相手も「医者の家庭かどうか」を確認しますし、女性に何ができるか(医療事務の資格はあるのかなど)を求めます。

また、子どもを授かった後、大抵はそのお子さんも医者になることは運命づけられていますから、お受験に備えて教育をしていかなければなりません。

「育ち」や「家庭環境」も含めてご自分との「つりあい」を考えながらお相手探しをされることをおススメいたします。