お見合い結婚は、「写真」と「釣書」を元に、お見合いしたい人=会って見たい人を探し交際を経て結婚します。

お見合いをするまでは、まだ一度も会ったことがないわけですから、どうしても年収や年齢、職業など釣書に記載されている項目で選んでしまうのは致し方ありません。

しかし、多くの女性達がこだわる「年齢」ほど、不確かなものはありません。それは何故でしょうか?

この記事では、お相手選びの大切なポイントについてまとめています。

年収「600万以上」の男性はどのくらいいる?

35~45歳位でお仕事をしていて、結婚をお考えの女性の皆さんが、お相手に希望される年収の条件として「500、600万以上」とおっしゃる方々が多いです。ご自身の年収よりは稼いで欲しいというお気持ちからこの金額を提示するのだと思われます。

しかし、男性の給与所得者の中で、年収600万円台の男性の割合は約8%(リクナビNEXTジャーナルより)この数字には既婚者も含まれます。この時点で一割もいません。

さらに、その中で「独身」の男性が占める割有は「3.5%(2002年の山田昌弘中央大学教授の調査)」です。年収600万円を超える独身男性は100人のうち3~4人しかいないということになります。

年収が500万この事実を知っているか知らないかによって、婚活の戦略も大きく変わってきます。
ざっくり、年収は年齢に比例(今はそうとも言えませんが)しますので、年収600万以上の方を望むなら「年齢がある程度上(50代以上)の男性」も視野に入れて探すことになってきます。

もちろん、専門職の方なら30~40代で600万以上という方もおられます。でも、そのような方には当然、女性からの申し込みが集中しますから競争率が高くなります。

【ミタこらむ】現実、一等地に住んで年に何度も海外を行ったり来たりというライフスタイルは、まず、会社員では難しいのではないでしょうか?「1,000万以上稼げたらお金持ち」という目安は、すでに崩壊しており、1,500万円以上稼がないと、引かれる税金が多いだけで税制上の優遇もなく、暮らしぶりは年収600万も1,200万も、そう大差はないという話も聞きます。

年収が高い男性から選ばれるために女性がすること

たくさんの女性会員の中から、まずは第一関門の「お見合い相手」として選ばれるためには、最低限、お見合い写真がきれいであること(スマホなどNG)これは最低条件です。「年齢」は変えようがないですが写真はいくらでも工夫できます(画像を別人レベルに修正するとかそのようなことではございません)

よく「実物と違う」と思われたくない、言われたくないという口実でフォトスタジオに行かない方がおられますが、少なくても当会と提携しているフォトスタジオはそこまで「修正」などしたりしません。

当会でも、年齢が同じ場合「きれいに見える(美人さんと言う意味ではありません)写真」の会員さんのほうに、年収が高い男性からのお見合い申し込みが多く来ています。
もし、「年収が高めの男性」をお探しなら「登録しているお見合い写真を見直す」ことをおススメいたします。

年収が高い男性は、大抵、高学歴で、その両親も高学歴である場合が多いです。そういった親御さんは、結婚相手となる女性の「家柄」を重視します。釣書に書かれているあなたの両親や兄弟の学歴や職種をお相手の親が見ることも想定して、「きちんとしたお嬢さん」であるお見合い写真や釣書を用意することは最低限必要です。

年収が高い男性が結婚相手に望むもの

年収が高い男性は、仕事やつきあいで多忙です

年収が高い男性は、出張や交際などで留守がちです。ワンオペ育児は覚悟した方が良いです。家事の分担などを要求す面倒くさい女性をわざわざ選びません。ご主人が手伝えないことは想定して、出産後の生活をどうするのか、親やベビーシッターさんなど、ご自分で段取り、手配しておくことは当たり前です。

年収が高い男性は、向上心があります

一般的に、年収が高い男性は、向上心があり勉強熱心な男性が多いです。一緒に成長していける向上心のある女性を求めます。勉強している女性は話していても楽しいのはもちろん、刺激をもらえます。勉強は、学校だけのお勉強に限らず、知性や教養、人としての魅力など様々な分野から可能です。

年収が高い男性は、稼げる女性を好みます

男性は、家庭を守るために、経営者であれば社員とその家庭を守るために大変なプレッシャーの中で生きています。もし、事業がうまくいかなくなっても、「いざという時は私が稼ぐから大丈夫よ」という強さを秘めている奥さんの存在は、何者にも代えがたい存在です。

年収が高い男性は、子どもをしっかり育てられる女性を好みます

年収が高い男性は、一般的に高学歴の男性が多いです(今は、一昔前ほどの学歴や大学のネームバリューはなくなってきてはおりますが)生まれた子ども達にも、同等かそれ以上の教育を受けさせたいという意識が高いです。

年収が高い男性は、意外にケチです

年収が高い男性と結婚した知人が、一カ月の生活費として旦那さんから手渡された金額が10万円。10万円では子どもの習い事のお金を捻出できないとつぶやいていました。子どもの習い事も10万円に込みなんだ!とちょっと驚きました。

年収が高いからと言って、奥さんがお金を自由に使えるかどうかは、また別ですよね。年収が少なくても、家計は奥さんに任せて、旦那さんはお小遣いをもらっている、という家庭が円満だったりします。

年収が高い男性は、浮気をする可能性が高いです

年収が高いと女性が寄ってきます、モテます。女性から言い寄られて嫌な気分になる男性はいません。経済的余裕があるので妻以外の女性に食事やプレゼントを贈ることも可能です。そういったことにも動じない器のある女性は、どのくらいいるでしょうか。

結婚相手の年収が高いことが、あなたの結婚観、結婚後の生活に、どの程度、必要な条件なのか、一度じっくり考えた方が良さそうです。何でもそうですが、メリットだけではありません。デメリットもあるものです。

独身男性の半分以上は「収入300万円未満」

2018年7月21日配信のライブドアニュースによれば

平均収入である400万円を超えている単身男性は25%だそう
収入300万円未満の単身男性だけで、全体の過半数を占めるという

この記事をわかりやすく言い換えますと「年収(税込み)が400万(手取りは350万円位)」の単身男性が25%で、「年収(税込み)が300万(手取りは270万円位)」の単身男性が全体の過半数を占めるということになります。これが現実です。

20代、30代の男性は、まだこれから伸びしろがありますから良いとして、40代以降となるとなかなか昇給も難しいご時世。

これからは副業が当たり前?!

副業を解禁した企業も増えましたし、パラレルキャリア(復業)といって2つ3つ仕事を掛け持ちしながら、それぞれが相乗効果をもたらすという働き方をされている「パラレルワーカー」も増えています。寿命も延びて定年60歳から平均寿命と言われる80歳まで20年。

その20年だって、生活するためにお金が必要ですから、この機会に、多くはなくても安定した収入を今の職場で確保しつつ副業で収入を押し上げることは、婚活のためのみならず老後の心配も減ることにつながると思います。

働き口が増えることによって、男性の年収が増えて出会いも増えれば願ったりかなったりですよね。

他人の婚活ブログやSNSは「あなたの」婚活の参考にならない

海外旅行SNSの普及で、会ったことのない「一般の方」の裕福な画像を目にする機会が増えました。年に何度も?海外旅行に行ってステキなホテルで過ごす画像やブランド品に囲まれた「セレブ妻」を見ると(真実かどうかわかりません)知らず知らずのうちに「自分もセレブ婚したい=年収の多い男性と結婚したい」という思いを掻き立てられるのではないでしょうか?

お金はあるに越したことはありませんが、そのような「高給取り」とご縁を結べる女性は極々わずかです。
ご縁を結べたとしても、結婚した時は高給取りのご主人でも、長い人生、会社が倒産したり転職が失敗してしまったり、病気になってしまうことだってないとは言えません。不測の事態で生活が困窮することは誰にでも起こり得ることです。

年収は「今」の数字です。目安に過ぎません

今はまだ年収が特段高くない男性でも、結婚してあなたが支え応援して「高給取りに仕立て上げる」ことだって不可能ではないのです。俗に「あげまん」という言葉があるくらいです。守るべき家庭を持ち、妻に応援されれば奮起しない男性はいません。

男性を「育てる」くらいの気持ちを持った肝っ玉の大きい女性が、最終的には幸せをつかむのではないでしょうか。

重要なポイントは、年収は「現時点」の年収です。今後も同じ年収がもらい続けられるかどうかわかりません。現に、30代、40代でご病気をなさり大きく収入が減ったという男性を何人も見て参りました。そして、奥さんが家計を支えていた時期があった、という話も少なくありません。

長い人生、予期せぬいろんなことが起こります。将来のことは誰もわからないのです。

普段は、おとなしそうに見えても伴侶に万が一のことがあったら「稼げる女性」は強いです。そのために結婚するのではないのでしょうか?助け合うのです。

まとめ

600万以上稼いでる男性の大半は既婚者です。独身男性は残りわずかです。年収が高い独身男性は、結婚相手に望む条件が高いです。その条件に見合うような努力をするのは大変です。

高い競争を勝ち抜くための(=高収入の男性を探す)努力をするよりは、共働きの結婚生活を前提とし、男性の今の数字(=年収)にこだわらずに、二人で理想の家庭を築いていくパートナーを探していこう、とマインドチェンジをしたほうが得策です。