結婚相談所でのお見合いが、従来の対面だけではなく、Zoomなどのアプリを活用したオンライン(リモート)にて行われています。

人生は想定内のことばかりではありません。どんな状況であったとしても、「今」できる最善を尽くすことが賢明だと思います。それは婚活であっても同様と考えます。

当会では、新型肺炎で婚活が停滞することがないよう、お見合いにオンラインを導入し、従来の婚活ルール(特に交際期限)を緩和し柔軟に対応しております。以下、当会の取り組みです。

婚活ルールの一部緩和

新薬の開発に時間がかかり、終息の見込みが見えないことから「ウイズコロナ」といった言葉も耳にし、ウイルスと共存していかざるを得ないのが現状です。特に、人口が過密している首都圏、大都市圏は、この傾向が今後も続くことが予測されます(2020年6月現在)

当局や医療関係者の皆さんを始め、物流やスーパーなどライフライン維持のため最前線でコロナウイルスの脅威と戦っておられる方々に感謝申し上げます。

未だかつてない事態に遭遇しているのは、皆同じです。誰かを責めたり、非難したりしない我々でありたいと思います。

お見合い日時の提示

双方が「お見合いをしましょう」と受諾してから「1ヵ月以内」の日時を第3希望まで提示する、というルールでしたが、「1ヵ月以内」に終息しているかどうかわからないため、メドが立ってからお相手様へ日時をお知らせする形でもOKとしております。

また、後ろ倒しで日時を確定したが、その時になって、まだ外出自粛でさらに延期、となった場合もペナルティは不要となります。しかし、お見合いそのものを撤回したい場合は、ご相談下さい。

オンラインお見合いの推奨

このように、先の見通しが立たないことから、まずは「オンラインお見合い(ネットお見合い)」をすることを推奨しております。

確かに「立ち振る舞いがわからない」「匂い(←動物的本能でわかるのでしょうかね?)」がわからない」などありますが、意気投合すればタイミングを見てお会いになると良いと思います。

意気投合しなければ(気に入らなければ)オンラインで終わるのですから、ある意味、楽ではないでしょうか。

二股交際(重複交際)について

当会は、交際に入っても他の方にお見合いを申し込んだり、お見合いをすることが可能です。

よその結婚相談所は、交際をして「真剣交際に入ったら他の人とお見合いをしたらダメ」という決まりがあるようですが、そもそも、当会は、交際はいつでも「真剣」である、という考えから「真剣交際」と「仮交際」という定義はございません。

ただ、交際の同時進行、すなわち二股交際(重複交際)は、禁止となっております。

しかし、同じ日にAさんとBさんとお見合いをして、お二方とも、もう一度お会いしたいとなった場合は、1カ月をメドに(デート回数にして3回程)どちらかに決めていただく、という決まりでお二方とそれぞれ交際に入っていただくことを私は目をつぶっております。

仕方ないですよね。タイミング上、二人同時に交際になってしまうこともありますから。

ただ、今の外出自粛のため、交際も思うように深まらないと鑑み、2ヵ月をメドにどちらかに決めていただくよう、該当する会員さんには個別に指導しております。2ヵ月経っても、外出自粛のため依然として会えてなければ、また延長するなりします。

交際期間について

当会での交際期間は最長6ヵ月です。6ヵ月経っても別れる訳ではないが、まだプロポーズには至らず、でも交際は続けたい、という場合は、本来のルールでは成婚料をお支払いの上、退会となります。

しかし、同様に、外出自粛がいつまで続くか誰にもわかりませんので、そのような事例に該当される会員さんには、さらに1ヵ月延ばすなど先方仲人さんと調整しております。

大体は、3~4ヵ月で婚約するか交際解消するかに至りますので、今のところ、そのような事例に該当する会員さんはおりませんが、3ヵ月先も今と同じような状態(外出自粛)でしたら、そのような調整も必要になると思います。

婚活は自粛すべき?!

ネット上には、この時期の婚活に対して以下のような意見が散見されます。

「こんな時期に婚活だなんて?!」

まずは、生命最優先、感染拡大予防最優先ですから、2020年4月15日現在、当会が対面でのお見合いを強制することは、ございませんが、最終的にはご本人同士に判断いただいております。

こんな時期だからこそ、不安だからこそ、伴侶を求める方もおられますし、出産年齢を気にされている方もおり、人の価値観や置かれている立場は様々です。

感染拡大以前から婚活をしていた方が大半です。「こんな時に婚活だなんて」とおっしゃる方は、既婚者かもしれませんし、結婚に関心がない方かもしれません。どんな方の発言なのか、その背景を知ることも大切だと思います。

何よりも、人が「こう言っているから」ではなく、「あなた」自身がどうしていきたいのかが大切です。その発言者が、あなたの人生の責任を持ってくれるわけではないのですから。

「仕事がなくなるかもしれない?!」

コロナウイルスの感性拡大による外出自粛であらゆる経済活動が停滞、消費の減少により、大部分の業種で収入減、雇用が不安定となる恐れが出ております。

無職になれば、婚活も難しくなります。先のことは誰もわからないものですが、「今」職があるのは間違いないのですから、今できること(オンラインでのお見合いやお相手選びの条件を再考する、など)をなさるのが賢明だと思います。

「落ち着いたら婚活したらよいのでは?!」

この考えも、人それぞれです。ウイルスという目に見えない戦いが、いつ終息するのかは誰もわからないのです。外出自粛が解けても、第二波、第三波が来るとコロナ以前の生活に戻れるのは、1年2年先になるかもしれません。

その時まで、婚活を自粛することが出来ない方だってたくさんいるでしょう。

「焦って結婚してはいけない?!」

本当にいろんな意見がネットで飛び交ってますね。

今回のコロナウイルス感染拡大に限らず、当然、焦って結婚するのは良くないでしょう。しかし、のんびりもしていられないのが現実です。

先にも述べましたが、出産を考える方は焦らざるを得ません。

ネットの見ず知らずの人の意見に振り回されないで

婚活中の方は、まずは、所属の結婚相談所の仲人さんや婚活アドバイザーに相談なさって下さい。

その上で、退会するなり休会(が可能な相談所)するなりご自分で決めるのが良いと思います。あなたの人生なのですから。

ご相談もせずに推測だけで結論を出すのは、もったいないです。お一人お一人、年齢や置かれている状況が違うのですから、人の婚活は参考にはなりません。

まとめ

行動が規制され、マスク着用の外出が推奨される非常事態に「こんなこと人生で初めて」という方が大多数です。

こんな時に婚活をすることになったのも、何かのめぐり合わせとしか言いようがありません。本気で「結婚したい」と思う方は、どんな状況でも工夫するものです。実際に、この間に成婚に至った会員さんもおられます。

婚活での不満や、うまくいかないことをコロナウイルスの理由にするのも少し違います。メディアに踊らされることなく、ご自身の道を行きましょう。