独身の方とお話をしたり、結婚希望者さんのご面談をしていると「そのうち、いい人がいたら結婚したい」、またその同意語で「(結婚相手は)普通の人でいいんですけど」という文言をよくお聞かせいただきます。

この「そのうち」とは、いつなのでしょう。

また、「いい人」や「普通の人」というのは、一体、どんな人のことを指すのでしょうか。この記事では、結婚を考えている方が貴重な時間を浪費してしまいがちな「そのうち、いい人(普通の人)がいたら結婚したい」について、結婚希望者さんからお聞きした内容を元に考察した記事です。

婚活では「そのうち」と「いい人」という言葉はNG

2017年9/16産経新聞に「結婚願望がある人が男女ともに9割弱」「『異性の交際相手がいない』人の割合が男性で7割、女性で6割」と掲載されておりました。

言い方を変えれば「ほとんどの男女は結婚を望んでいるにもかかわらず、交際相手がいない男女が過半数以上」という内容になります。

運命の赤い糸

「結婚したくない」訳ではないのですよね。この「結婚願望」とは、今すぐではないにせよ「いい人がいれば、いずれ結婚したい」というものも含まれます。

結論から申し上げると、結婚をしたいと考えるのなら「いずれ」と「いい人」は禁忌だと申し上げたいと思います。

いずれ、そのうち結婚したい、は手遅れになる可能性大

「いずれ結婚したい」「そのうち結婚できる」と漠然と思っている方が多いのも事実です。

昔は、周りのお節介なおばさんや上司、保険の営業レディさんなどが縁談の世話を焼いてくれたので、年頃の男女が出会う場がありました。

今は、昔と違って人の結婚などプライバシーに関与しない風潮になっていますから、黙っていても誰もあなたの結婚のお世話をしてくれる人はいないと考えた方が良いです。また、社会全体が面倒なことには関わらない、人に関わらない風潮になっています。

ご友人もたくさんいて出会いや恋愛に積極的な方は、心配無用ですが、引っ込み思案な方、消極的な方、ご自分に自信のない方、異性と関わる機会が少ない方は、黙っていても結婚相手は目の前には現れません。

その場合、何らかの婚活、いわゆる「結婚活動」をすることになりますが、結婚相談所でのお相手探しは、リスクが少ないうちに動く必要があります。リスクというのは、結婚相手として考える観点として相手の「年齢」「収入」「健康」「親の介護」など多岐に渡ります。

自身も親も健康で元気で男性は収入が安定している「今」が結婚適齢期です。「もっといい人がいるかもしれない」「今は、まだ仕事や遊びを優先させたい」そのようなお考えもあるでしょう。

しかし、先延ばしにするデメリットも考慮すべきです。

いい人がいたら結婚したい、の「いい人」ってどんな人

今まで、面談などで「いい人がいたら結婚したいんですけど」とおっしゃった方に、男女問わず、すかさず「いい人ってどんな人ですか?」と聞き返したきた結果、結婚希望者さんがおっしゃる「いい人」「普通の人」とは、どうやら「理想の人」のことを言うようです。

男性が考える「いい人(女性)」とは

まず、何と言っても容姿端麗な女性を望みます。具体的な女優さんの名前を挙げる方もおられました。「可愛い、キレイ」な女性を選びます。男性のほとんどは、お相手を選ぶ際には写真しか見ていません。
そして、若い(若ければ若いほど良い)女性、子どもを産める年齢の女性を望みます。

また、男女問わず「自分のすべてを受け入れてくれる人」という方も少なくありません。親以外、そんな人はいませんし、それを伴侶に求めるのは酷だと思います。

再婚者だったり、初婚でも結婚生活が何たるか、多少理解してる男性は「家事ができる」、また「控え目」「有資格者など収入面でも支えてくれる女性」「人の悪口を言わない」など、見た目よりも中身を見ようとする男性も少なからずおられます。

女性が考える「いい人(男性)」「普通の人」とは

「女性自身の学歴や年収が同等かそれ以上の男性」を指しておっしゃっているようです。また、結婚後、女性側の実家近くに住んでくれる人、結婚しても「今の生活スタイルを変えずに済む男性」のことをおっしゃっている場合もあります。

「いい人・普通の人」とは「理想の人・都合の良い人」

ミタの主観ですが、「いい人がいたら結婚したい」の「いい人」とは、人間性とかお人柄のことを指しているのではなく(少数ですがそのような方もいます)女性なら「若くて美人」、男性なら「年収が高い人」、また、人によっては先の内容にプラス、男女問わず「(今の自分を変えなくても)ありのままの自分を受け入れてくれる人」、「結婚しても今の生活スタイルを変えないで済む人」など、ご自身にとって「都合が良い人」のことを指しているとように見受けられました。

今は、便利な世の中で一人でも楽しめるツールがあったり、お金を払えば便利なサービスを購入することが出来る時代になり、あまり人と関わる機会が少なりました。

そのせいか、「相手のために我慢する」「譲歩する」といった機会も減り、今の自分の便利な生活を変えてまで結婚する必要性が、もしかするとなくなってきているのかもしれません。

「身の丈に合った」方を結婚相手として受け入れて我慢?するよりは、一人で気楽に暮らしたいといったところでしょうか。

理想の相手は、どこにもいません

一昔前までは、スマホなど便利なコミュニケーションツールがなかったので、相手とは手紙や電話、実際に会ってコミュニケーションを図るしかなく、必然と「返事を待つ」忍耐心が育まれ、状況を見守る心の余裕が必要とされておりました。

決して、現代の男女が草食系になった訳ではなく、YESかNOか、白か黒かといったすぐに結果を求める「インスタント時代」となり、相手の気持ちが動くまで、状況が変わるまで待てない、既に完成されたモノ・ヒト、出来上がっているモノ・ヒトを求めようとする傾向にあるのではないでしょうか。

コミュニケーションを図りながら、相手と一緒に成長していこう、相手の不足に目をつぶって待とう、育てようとせず、いきなり「理想」を手に入れようとしてしまう傾向にあると感じます。結果的に、コミュニケーションそのものを面倒に思っている方たちが増えたのかな、と見受けられます。

でも、「結婚はしたい」「婚活だ」と言っても、今までコミュニケーションを避けて生きてきたのなら、婚活も苦戦します。

人とのコミュニケーションを避けてきた人は婚活も苦戦

婚活は究極に「コミュニケーション能力」が試されるからです。時には、相手とぶつかり合うことも経験しながら、自分の主張ばかりではなく、時には譲歩する・・・その「さじ加減」を体得したり、人と人との適切な距離感をつかんでいくものになります。

反面、それが面倒でストレスになるのも事実ですが、そうやっていくしかコミュニケーション能力を磨くことはできません。すれ違うふたり

「相手との距離感」がわからないから、自分の気持ちを一方的に相手に押し付けて、結果的に「重い女」や「ウザい男」と嫌われてしまったり、果ては「ストーカー」となってしまうのかもしれません。

普段、コミュニケーションを避けていて、いきなり婚活で適切なコミュニケーションは取れません。せっかく、お見合いしてもその先が続かないのは、コミュニケーションに難ありだからです。

コミュニケーション能力は今からでも高められる

職場や家族など普段の人間関係の中で、まずは、コミュニケーションの練習をしましょう。普段やっていないことをお見合いや交際の場ではできません。

まず、相手に関心を持つことからコミュニケーションが始まります。相手に関心を持とうとすれば、「自分が、自分が・・・」にはなりません。

次に「自分から挨拶をする(声を掛ける)」、そして「相手の良い点を見つける」と良いでしょう。

まとめ

「いつか」「そのうち」結婚しよう、では、失業や病気などで婚活が出来なくなる可能性もあります。

結婚相手に「いい人=理想の人」はいません。最初から完璧な人を探すのではなく、価値観が似ていて、お互いが成長していけそうな人を伴侶とし決めましょう。足りないのは、お互い様です。

いつまでも「もっといい人がいるかもしれない」などと、貴重な時間を浪費することは勿体ないことです。