お見合いのタブーとは

立ち合いの仲人さんが帰り、いよいよ二人だけのお見合いがスタート。
前日に「釣書」の内容を確認して当然のはずなのに「趣味は何ですか?」「お仕事は?」と尋ねるのは「前日までに私の釣書を読んでこなかったの?仲人さんに言われて仕方なくお見合いに来たの?」とお相手に不信感を持たれます。

当会では、スマホでもお相手の釣書を見ることが出来ますから、お見合い場所へ向かう道すがら再度、「氏名」をはじめ釣書の内容を確認しましょう。私のことを知ってくれているのは、好意が増すものです。

特に、名字は直前まで仮名になってますから、仮名を覚えてしまっている場合もありますので「○○子さん」など「下の名前」を覚えて下さい。いくら緊張しても「下の名前」は忘れないで下さいね。

そして、緊張して思わず(?)口から出るのかわかりませんが、意外にタブーを口にしてしまう方がおられます。

「お相手の結婚相談所」や「仲人さん」「相手の活動状況」に触れるのはタブーです

「今まで何人位お見合いされましたか?」

「あなたの結婚相談所の成婚料(月会費、入会金、成婚料)はいくらですか?」カフェでお見合い

「この後、別のお見合いがあるのですか?」

「仲人さんがもっと○○してくれるべきですよね(不満、悪口)」

・・・等々

もしかして、目の前の方を「婚活仲間」?「同志」?と思っておられるのでしょうか?
違います!目の前のお相手は「未来の伴侶」になる方かもしれません。変なこと言わないでくださいねぇ。

「初対面でいきなりプライバシーに関わることには触れない」のがマナーです

結婚を前提に出会っているとはいえ、今、会ったばかりの方に以下のことを聞くのは、いかがなものかと思います。

「(既婚歴のある方へ)どうして離婚されたんですか?(=大きなお世話です )」

「今まで出会いがなかったんですか?(=なかったから今ここにいるんですけど )」

初対面で自分本位な質問もNG

会ったばかりの段階で「自分の都合通り」に従ってくれるかを尋ねる方がおられます。それを確約してくれる人と結婚したいのでしょうけれど自分本位な方は嫌われます。

「結婚したら親と同居してもらえますか?」

「婿養子になってもらえますか?(「婿養子希望は釣書に記載する事項です。記載していないのにお見合いで切り出すのはマナー違反)」

「将来的に親の面倒を見てくれますか?(お相手にだって親御さんはいますよ)」

「親のいる田舎へ住むことは可能ですか?」

「転勤先にはついてきてくれますか?」

「結婚したら私の信仰する○○教に入信してもらえますか?(「婿希望」と同様に信仰を持っている場合、釣書に明記することになっております」)

「子どもを産んでくれますか?(これ、一番失礼ですよね。あり得ないのですが実際おられました)」

まだ誰にも分らない将来のことを、ましてやまだ「結婚するかどうかもわからない方」から聞かれても返答に困ります。

交際に入り結婚へのお互いの気持ちを確認した上でなら、上記の内容をすり合わせることは大切なことです。しかし、初対面の方へ、いきなりそのような質問は「相手に対する思いやりに欠ける」と思われても仕方ないでしょう。

タブーのひとつひとつを覚えると言うより「お相手に対する思いやり」があれば、以上のような質問の大半は出てこないと思います。「相手ファースト」を常に心がけることが結婚への第一歩、大きな一歩となります。