安心して婚活するために

私のような仲人や結婚相談所の大半は、加盟団体に所属し協力してお見合いを組んでいます。国内に数ある団体の中で私が「日本仲人協会」に加盟させていただいた一番の理由は、婚活者さんを「お客様扱いしない」点でした。

婚活者さんにとって、何の得にもならない「お客様扱い」

なぜ「お客様扱いする」必要があるのでしょうか。

それは、結婚相談業界の多くは、未だに様々な名目で入会時に高額(5万円以上)の料金を頂戴しているようです。

ですから、丁重におもてなしをする必要があるようです。綺麗なオフィスに綺麗なパンフレット、コーヒーやケーキが出てくるところもあるとか。

そして、期限内に結婚できなければ「更新」していただく必要がある大切な「お客様」だからです。もちろん、「更新料」は、その結婚相談サービス会社の利益になりますよね。

「お客様」の機嫌を損ねては、入会(更新)して「いただけません」から、正直、お見合いが組めなさそうな方にでも「大丈夫すよ」「(年齢は高いですが)美人ですし」など、そのような耳障りの良い言葉を掛けることもあるでしょう。しかし、そのような言葉は、婚活者さんにとって何のためにもならないのです。

そんな現状を知って、婚活者さんの取り返せない時間を浪費して欲しくないと思いました。

私は、この仕事を始めるにあたって、結婚相談業界のそのような慣習には抵抗がありました。結婚できるかどうかもわからない、お見合いすらできるかどうかわからない入会時の段階で、高額な料金をいただくのは「怖いな」と単純に思いました。

そして、「高額な料金を払ったんだから理想の相手に出会えるはず」という錯覚を婚活者さんに与えてしまうことは、百害あって一利なし。

高額な料金と出会いは関係ありません。

綺麗なオフィスやパンフレット代は、「あなた」の入会金に含まれています。当会では、事務所やパンフレットを用意しないことで、婚活者さんが低価格で婚活ができるようにしています。

ぜひ、これから婚活を始めようとされている方々は、良心的な結婚相談所と出会ってくださいね。

日本仲人協会の理念

以下、婚活に対する日本仲人協会の考え方、理念です。理事長中西圭司のコメントです。

永遠の愛を誓う「結婚希望者が安心して婚活できる結婚相手紹介とはどういうものだろうか?」
「理想の仲人とはどういう人物だろうか?」・・・

それが「仲人士資格制度」発足のスタートでした。

そこで、NPO法人(内閣府認証)全国結婚相談業教育センターでは、次の3本柱を厳守し運営している結婚相手紹介の仲人たちを、選別し支援するため、独自の「資格認定制度」を立ち上げることにいたしました。

① 入会時に受取る合計金額が5万円を超えないという、結婚希望者にとって安心できる成功報酬制の料金システムで運営していること。

② 個人情報保護法・特定商取引法・消費者契約法などの法令に対する知識を持ち、遵守していること。

③ お見合い会員に対して親切・丁寧な対応をすることは言うまでもないことだが、お見合いを申込んだ相手から受諾が来るような釣り合う相手を指導し、時には厳しいことを言うことも心がけていること。

これが「仲人士資格」です。

結婚相手紹介のプロである、結婚相談所や結婚情報センターと言われているところの、「成婚率」が、10%を超えるところを、私の知る限り聞いたことがありません。

この原因がどこにあるのかを考えてみました。

第一に思うのは、入会時に受け取る料金が、十万単位の高額であるため、入会希望者に対してお客様扱いになり、お見合いを申込む相手の条件が高望みになりがちだということです。

男性の場合、大学を出て年収も400~500万円以上で身長も170cm以上あれば、まずお見合いは組めますが、その条件を外すと女性はなかなかお見合いをOKしてくれないという現実、

逆に女性の場合は、学歴やキャリアがあるにもかかわらず、持参された写真が男性受けしないと、男性は条件よりも写真(容姿)を優先するため、希望する男性からのお見合いのOKがとり難いという現実をしっかり説明せずに入会してもらうから、希望の相手と結婚どころかお見合さえも組めないことになり、後で苦情になるという構図です。

お見合さえ組めれば、いろいろなタイプの相手と会っているうちに、価値観の合う方や将来設計の合う方など、ぴったりな方と出会う可能性が広がっていくのです。

“幸せな結婚をしてもらいたい”というこの一点で、「仲人士」は時には厳しいことを言うこともあります。お見合い会員のあなたも、相手に希望を出すばかりでなく、自分は相手に何をしてあげられるかを考えることも大切なことです。

それが嫌な方は、お客様扱いをしてくれる結婚相談所に行かれたらいいと思います。

なお、日本仲人協会の加盟仲人は、全員一生懸命お世話しますが、相性が合わないで仲人の真意が伝わらない場合もあるかもしれませんが、そんな時はじっくりとお互いの考えを言って解決に向け努力しましょう。

全国結婚相談業教育センターは、“そろそろ結婚したい”と願うあなたを全面的に応援します!

理事長 中西圭司

ミタは「日本仲人協会 加盟仲人」、「NPO法人 全国結婚相談業教育センター認定仲人士」です。