ラインで即座に連絡が取れる時代になりました。にもかかわらず、「お見合いしてから、まだ一回も会えてません」というのは、ちょっと心配です。
お見合いで出会ったふたりが、いかに縁を結んでいくのかは、接触しないことには始まりません。
まずは、お見合い後、「2回は会う」ことを目標に連絡を取ってみましょう。
交際に入る「温度」は人それぞれ
お見合い後「もう一度会いたい」と思えば交際
お見合いをして、双方「もう一度、会ってみたい」となれば交際に入ります。この時点で、仲人よりお相手の連絡先をお教えしますので、以降お2人で連絡を取り合って、次に会う約束を取っていただくことになります。
この時点では、お相手を非常に気に入って「付き合うんだ!」と、気持ちが少し「前のめり」な方も居れば、「タイプではないけれど、お断りするほどでもないから、あと何回か会ってみてから断るかを決めたい」という方も居ます。
双方同じ温度で交際に入れるとは限りませんから、気持ちが前のめっている方は、焦らず、お相手の気持ちが高まるまで待ってあげることも必要です。自分の気持ちを押し付けてばかりでは、引かれます。
連絡のキャッチボールができない場合は雲行きが怪しい
お見合いした日から、一週間後など、できるだけ早いうちに次に会う約束が取れるのが望ましいです。出張が入っている場合などは仕方ありませんが、その事情も開示した上で、短い時間でも良いのでデートの約束をしましょう。
まず、ここでなかなか日時が決まらないのは、雲行きが怪しいです。自分の都合ばかり主張していては、いつまで経っても決まりませんから、相手の日時に合わせる、時間の余裕がある方がお近くまで出向いてあげる、など二人の共同作業がもう既に始まっています。これができないと当然結婚は無理です。
特に女性は、「男性が近くまで来てくれるのが当たり前」などという考え方は辞めましょう。男女は対等です。男性の気持ちでそうしてくれる場合は、ありがたく従ったらよいですが、「面倒な女」を妻にしたいと思う男性はいません。
ラインがまだの方も婚活を機に利用しましょう
連絡がピンポンのように弾まなければ、自然消滅する可能性が高いです。
冒頭でも述べたように「タイプではないけれど、お断りするほどでもないから、もう一回会ってみてから断るかを決めよう」という考えで交際に入る会員さんも少なくありません。
勇気を出して電話を掛けたのに不在だった、など連絡がスムーズに取れない場合は、面倒くさくなってしまいます。特に最初のうちは、すぐ出る、すぐ返信するなど、意識的にしないと「この人に連絡するのが億劫」と思われ、マイナスからのスタートとなってしまいます。
そこでおススメしたいのは「ライン」です。国内利用者8,400万人と言われていますが、まだまだ「メール」「電話」で連絡を取りたい、という方も少なくありません。
電話は、相手の事情お構いなしに掛けることになりますから、親しくないうちの電話はハードルが高い気がします。メールは、迷惑メールフォルダに振り分けられていたり、メアドの入力間違いなどで送信したはずのメッセージが「戻ってきた」など、意外とトラブルが多いです。
ラインは、何と言っても「既読」が付きますから、返信がなかなか来なくても、読んだのか読んでいないのかは最低わかります。ラインをお使いでない方も婚活を機に始めることをおススメいたします。
無料でビデオ通話(テレビ電話)もできますので、使わない理由はありません。
お見合いから3回目を越えられるかどうか
人は、3回会えば「この先も関係を続けてきたいのか」「やっぱり無理」なのかが大体わかるものです。
交際に入って1回会い、次の約束(お見合いから会うのが3回目)が間を空けずに取れれば良いでしょう。別れ際は「何がお好きなんですか?」「行きたいところありますか?」と聞き、「では今度は、そこへ行きましょう」と言えば、スムーズに次へつながります。
ここで、連絡が途絶えたら仕方がありません。ご縁がなかったのです。
ここまでが、お見合いしてから1カ月経過する辺りではないでしょうか。お見合いを含め3回会うのに2ヵ月も3ヵ月も掛かるようでは、芳しくありません。
もちろん、会えない間もラインなどで連絡のピンポンが出来ていればその限りではありません。
基本的にお相手から連絡がないということは、あまり気に入っていない、気に入られていない、という場合が大きいです。特に男性がこの傾向が強いです。気に入った女性に対しては男性は積極的です。
護衛艦にでも乗っていなければ(任務の関係上、家族や恋人にすら詳細を言えず自由に連絡もできない)ラインやメールの一通ぐらい、お気持ちがあれば送れるものです。気に入った相手のことは放っておかないはず。
連絡下手(昔で言う筆不精)やお仕事が本当に忙しかったとしても、お相手に気持ちがある場合は、相互、連絡をやり取りし、短い時間でも会っています。
交際に入ったら返信は、遅くとも翌日までに
ラインが登場して、返事を待てない人が増えてきたのは否めません。相手は自分と同じペースで動いている訳ではないので、「待つ」大切さも私はご理解いただきたいと思います。
ですが、特に、結婚相談所には、「良い人がいれば早く結婚したい」と考えていてる方が多いですから、せっかちさんも少なくありません。
結婚相談所で出逢った男女は、できれば即日、遅くても翌日までには、短くても返信をして欲しいと思います。受信した内容が答えを要する内容だった場合、すぐに答えられなかったとしたら「考え中です」「迷っています」「スケジュールを調整してます」など、途中経過としての返信はしていただきたいと思います。
男性に多いですが、考えがまとまってから返信しようとして2日も3日も経ってしまった、ということは避けていただきたいと思います。
でも、恋愛心理学の本を読むと「わざと返信を遅らせて相手を不安にさせた時に返信をするのが効果的(ツァイガルニク効果)」、というのもありますが、そのような小手先?の恋愛テクニックよりは、誠意の方がお見合い結婚では大切だと私は思います。
会った回数が多ければ多いほど好意が湧く
ザイアンス効果をご存知ですか?
アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが証明した「ザイアンス効果」とは、心理学の法則の1つ、「はじめは興味がなかった人でも、接触頻度を増やすことによって好意が湧いてくる」いう単純接触効果のことです。
短い時間でもちょこちょこ会う、ラインはマメに、などお相手との接触頻度を増やすことで、好意を持ちやすくなるのです。もちろん、しつこくすることとは違います。
「ザイアンス効果」は、10回以上やっても効果はないそうです。10回の接触には実際に会うだけでなく、ラインなども含まれますが、大体、3回会って、その3回会うために取る連絡回数を足すと大体10回くらいの接触になりませんか?
やはり3回会えば、その先があるのかないのかがわかるのですね。
まとめ
お見合い結婚では、「結婚する気がある」男女が出会っていますから、フィーリングや価値観が合うか合わないのか、どんな人なのかを見るのが交際です。
相手を知り理解するには、接触しないことにはわかりません。
接触とは、ラインする、短い時間でも間を空けずに頻繁に会うことです。それすらもできない場合は、知り合うことが不可能なのですから、他の人とのお見合いも検討しましょう。