漠然と「結婚」を考えるよりも

ライフプランとは

婚活(に限らず人生)に行き詰まった時には、ぜひ、「ライフプラン(人生設計)」を描いてみることをおススメします。紙に書き出すだけで頭の中や心の中がスッキリされます。

「ライフプラン(ニング)」と聞くと人生の中で、いつ、どれくらいのお金がかかるのか、例えば、結婚出産、住宅購入、子供の教育費・・・など人生の一大イベントに対応できるように資金準備をする、といったイメージですがもちろん、それも大切です。ライフプラン

私が提案させていただくのは「どんな人生にしたいのか」という観点でのライフプランを考えてみることです。

特別な書式があるわけではありませんが、やってみたいこと、人生で大切にしたいこと、なりたい自分像や将来像を書き出す。

あなたの人生で何を優先させたいのか?仕事(ポジション、転職、副業、キャリアアップ・・・)、家庭(子育て、介護、実家のケア・フォロー・・・)、趣味(自己実現、生きがい、生涯教育・・・)、社会貢献(ボランティア、地域交流・・・)など。

人生全般はイメージが湧かないでしょうから、向こう3年、5年でもOK。年齢的に可能か、資金的に可能かなどを検討したり、今からでも取り組めそうなことは早速、始めていく。情報収集なら、とりあえず、今すぐできますよね。

ここで申し上げたいのは、計画を立てて、その計画通りにやってください、ということではなく、むしろ計画通りになんていきません。予想外のことが起こるのが人生というものです。

人生の選択肢「ライフプランを考える」ということは「自分」を知る一助になると思うのです。それが目的です。

その結果、私の結婚相手に「大卒」という条件は必ずしも必要なのか?「年収は○○○万円以上」でないといけないのか?「首都圏で」お相手を探さないといけないのか?など、お相手に対する希望条件を見直すことが出来、その結果、出会いの枠が広がりチャンスも多くなるのです。
これが「ライフプランから婚活を考えてみる」目的でありポイントです。

社会や親のしがらみや制約からやりたいことを抑圧している、なんてこともあると思いますが、「自分」は本当は何がしたいのか?ここで一度、ご自分の胸に聞いてみるのも良いでしょう。誰にも代えられないご自分の人生なのですから。

ライフプランから考える結婚

「ご自分が大切にしたいこと」を見つめていく中で、本当に結婚したいのかな?思うこともあるでしょう。世間体や周りの同調圧力で「結婚しなきゃ」と思わされていただけかもしれません。もしかしたら、結婚なんてしたくないのかもしれないですし、本当にやりたいことは「起業だった」ということもあります。

結婚したいのならば、どうしてしたいのか?恋人関係ではなく「結婚」である理由を考えることも婚活を始める際には重要なポイントです。なぜなら、結婚相談所での出会いは「良い人がいればすぐにでも結婚します」という姿勢が大前提、「恋人探し」の場ではありません。出会えれば即、結婚です。「お友達から・・・」なんて考えは結婚相談所では通用しませんし、他の会員さんにご迷惑です。

ご自分の人生で「優先させたい」「大切にしたい」ものを整理する観点から「結婚」を考えてみると婚活が一歩前進すると感じます。

「なんとなく結婚したい」では婚活は続きません。婚活は「なんとなく」で続けられるほど甘いものではありません。婚活は「選ぶ」という視点にばかり意識が向きますが、実は「選ばれる」ことであり、その結果、お相手から断られることだってあるのですから、多少、落ち込んだり、自分に自信を失くしたり、結婚を諦めてしまいそうになることだってあります。

ですので、婚活を始めるのならご自身の人生設計=ライフプランを描いた上で、ぜひ、覚悟と決意を持って始めていただけたらと思います。